発達子育てを頑張るお母さんのための駆け込み相談室

「やっと分かってもらえた！」
発達子育ての実体験からくる深い共感力と心理学・脳科学に基づく具体的な方法で我が子の問題行動をこっそり改善させる発達障害専門カウンセラー立川洋子です

「反抗期の反発が大きいほど親子の絆が強い証し」というお話を以前お伝えしましたが、この9月の2度目の3連休の秋のお彼岸に、私の兄（＝息子の叔父）とLINEで話していて、感じたあることをお話ししてみたいと思います。

それは「反抗期を経験していない人は、反抗期まっただ中の子どもの気持ちは分からないのかもしれない」ということです。

兄から最近の息子の様子をきかれ、少々反抗期であることをエピソードを交えて話すと、たった一言返ってきました。

「理解できん！」

その時、私自身は兄のひと言に珍しく強く共感していました。

なぜなら実は、私も私の兄も、子供時代を振り返ると反抗期という反抗期が無かった（というより、出来なかった）ので、反抗期の我が子の気持ちは兄と同じように理解でいない！と感じていたからです。※興味がある方は私のプロフィールをご覧ください→コチラ

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反抗期は親子ともに心が真っ先に反応してしまう

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反抗期は子どもから大人になる過程において誰もが通るものだと頭では理解していても、いざ子どもに反抗的な言動をされ、実際に「うるせー」「うぜー」「死ね」など言われると大人でも、親でも、心は痛みます。

「いやいや、本気で言ってるわけじゃない！だって反抗期だし」と頭で理解しようとしても、心の方が真っ先に反応して、傷つき、悲しみでいっぱいになるのも自然だと思います。そして、自分に反抗期を経験した記憶が無いならばなおのこと「なぜそんなこというの？」と思考停止、頭が真っ白になってしまって当然。

そんな時はまずお母さんの役割を一旦脇において、自分の心が反応した悲しみを癒すことを最優先しましょう。無理に頑張って頭で理解しようとするのを思い切ってやめて、自分が感じた悲しみを手当てしてください。

「〇〇と言われて悲しかった･･･」

悲しさのあまり涙が溢れてくることもあるかも知れません。そうしたら思い切り泣いてしまいましょう。とめどなく流れる涙を我慢することなく泣きましょう。

もし、自分で手当てが難しい場合は、あなたの気持ちを誰かに聴いてもらってください。ただただ聴いてもらってください。解決にはなりませんが、聴いてもらうだけで少し悲しみや辛さが軽減することは事実です。

そして、こう考えてみてください。

「強い反抗期を迎えたこの子は、親子の強い絆の枠から外の世界に自分で飛び立とうとし始めたんだ」と。

それは、あなたが我が子に懸命に愛情を注ぎ、教え、導いてきた証しでもあるんです。母業を頑張ってきた自分をまず自分で褒め、労ってください。その褒めと労いで自分を少しでも元気に出来れば、我が子の思春期をどう乗り越えるか、どうかかわるかを考え、実際に日常を送る力になります。

本日も最後まで読みいただきありがとうございました。

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