発達子育てを頑張るお母さんのための駆け込み相談室

「やっと分かってもらえた！」
発達子育ての実体験からくる深い共感力と心理学・脳科学に基づく具体的な方法で我が子の問題行動をこっそり改善させる発達障害専門カウンセラー立川洋子です。

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やり方が分かると問題行動の改善はあっという間に変化が見える

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ある発達障害の特性を持ち、問題行動をしてしまっていた中学生とその親御さんのサポートに入ってわずか1か月ほどで改善方向に向かった時に感じたことです。それは学校の先生も驚くほどのことでした。

ちなみにその中学生の彼の問題行動とは、学校の教室内の壁、ゴミ箱や掃除用具等にあたる、壊す、蹴り上げるといったものの破壊行為と授業中の立ち歩きが主な困りことでした。

発達特性を持つお子さんへのアプローチの場合に限らずですが、お子さんの問題行動に困っている場合、必ずお母さん（と場合によっては学校の先生にも）事前に家庭の中と学校での様子を伺ったうえでご本人とお話しするのが私のやり方なのですが、この彼の場合もそうでした。

そして、子ども本人とお母さんも同席の上でお話を伺ったのですが、その時に、本人がしてしまっている問題行動について、どんな気持ちなのかを掘り下げていきます。ここまではある意味カウンセリングのようなものです。

しかし、発達障害の特性をもつ子どもの困り感は聴くだけでは何も変わりませんので、本人の気質や傾向を踏まえたうえで、本人自身でできそうな具体的な解決策を一緒に考え、実際にやってみてもらうことが必要になります。

問題行動への対処はいくつかの方法がありますが、彼の場合、日頃の勉強や生活の中で思うようにいかずにため込んでいるモヤモヤ、イライラ、ムシャクシャといった感情と発達特性が重なりあって、問題行動へと発展していました。

そして、彼自身、スポーツ選手になりたいという明確な夢があり、日々努力しているとの事前情報もあったため、学校や家庭の中だけでなく、本人が将来の夢に向かって行くにも役立つこととして、感情への手当ての方法を３つ提案しました。

その３つはどれも誰にもばれず、物も使わず体一つで、すぐに、どこでも、簡単に、中学生でも（小学生でも）出来る方法ばかりで、本人に選ばせました。

実際に彼は素直にそれをやり始めた結果、1ヶ月ほどでピタリと問題行動をやめ、学校の先生も「ものすごく落ち着きました！」と驚かられていました。

問題行動は、対処のための具体的な方法が分かるとあっという間に改善するということです。今回のように、「問題行動の種類の分析」「本人の傾向」「本人の将来の夢」という３つの要素から、本人に適した方法を提案し、「本人が選択」したことがポイントでした。

そして、こうした一連のこと、つまり、困ったら相談するか対処対策を考える、それをやってみる、といったトライアンドエラーを経験していくことこそが、これから先も直面するかもしれない困り事への最大の予防になり、自立と自律に繋がります。

「どんな方法をためしたか？」についてはまた今度お伝えします。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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