発達子育てを頑張るお母さんのための駆け込み相談室

「やっと分かってもらえた！」
発達子育ての実体験からくる深い共感力と心理学・脳科学に基づく具体的な方法で我が子の問題行動をこっそり改善させる発達障害専門カウンセラー立川洋子です。

暴言や暴力、物にあたるなどの物の破壊行為をしてしまう我が子にむかって、「どうしてそんなことしちゃったの？」と理由を聴いても、なかなか本人が答えなかったり、「どうせ私/俺のこと、信じてないでしょ、どうせ私/俺が悪いんでしょ！」と余計に苛立ちを見せる我が子に戸惑うことがありませんか？

例えば、兄弟げんかをした時や学校でお友達に故意ではないけど衝動的に手が出てしまった時、何かイライラや不安や考え事から衝動的に近くにあったものを投げたなど、色々な場面が考えられます。

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子ども自身が抱える気持ちの葛藤を見守りながら肯定的な言葉を増やしていく

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その子の気質や傾向にもよりますが、問題行動を起こす子どもの言動の相談をお受けすると7－8割がたの割合で大抵こんなこともセットで聴きます。

「暫くしてから、子どもから謝ってくることがある」

”ごめんなさい”という分かりやすい言葉であったり、何かお母さんの手伝いをさりげなくしたり、少しなんとなくお母さんとの距離間を縮めるような様子が見られたりです。（普段はソファーでお母さんの隣には座らないけど、お母さんの隣に嫌がらずに座る、お母さんが座るのを避けないなど）

つまり、その子なりに自分の気持ちの中で振り返って一生懸命”悪かったな～”と言葉や行動で訴えているということです。

そこまでの間、子どもの心の中では葛藤が起こっています。それは実際の自分と理想やこうしたかったのに、これを分かってもらいたかったのにというような希望とのギャップに苦しみ、今の自分じゃダメだと自己否定しているような感覚を抱えていることが多いよう感じます。

今の自分にまるごとOKを出せていないような状況とも言えます。

そんな時は、是非子どもには肯定的な言葉を少し多めにかけながら、が子を静かに見守ってあげましょう。

特に”ありがとう”という言葉は最強です。

日常の中で当たり前のことでも、とにかく子どもがやってくれた、出来たことがあればすかさず”ありがとう”の最強の言葉をかけるのを増やしてみてください。

我が家の自閉症スペクトラムASDの息子も数ある問題行動を起こしてきましたが、ある時から、子どもを”変えよう”と躍起になっている私自身の気持ちを一旦脇において、子どもに”ありがとう”を言うことを増やしました。

夕方洗濯物をいれてくれたら”ありがとう”

食べたものを片付けてきたら”ありがとう”

靴を揃えていたら”ありがとう”

問題行動がすぐには減りませんが、子どもが家庭の中でイラつくことが減りました。その結果、問題行動である暴言や物の破壊行為は激減しました。以前のような素直さが子どもに見られるには大分時間がかかりましたが、子どもの成長過程には素直さから葛藤、混乱があって当然だと思います。小さな可愛い我が子のイメージから大人の我が子へ成長する我が子を信じて見守る自分がまず揺さぶられないようになることが先決です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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