発達子育てを頑張るお母さんのための駆け込み相談室

「やっと分かってもらえた！」
発達子育ての実体験からくる深い共感力と心理学・脳科学に基づく具体的な方法で我が子の問題行動をこっそり改善させる発達障害専門カウンセラー立川洋子です。

「学校に１－２週間の内に何度も呼び出され、今日もこれから行ってきます･･･」

ある日、お母さんからの一本のメール連絡が入ったことがありました。ご相談をずっとお受けしてきている私はすぐに取り急ぎの対応についてのアドバイス、当日落ち着いた頃にお母さんとお子さんと話す時間を作って対応したということがありました。

我が子の学校での問題行動。お母さんにとってはとても頭が痛いことの一つです。申し訳なさ、学校が我が子を理解してくれずやりきれない思い、子どもへの対応など、悩みこんでしまうことが多くなるかもしれません。

その子どもの問題行動、殆どの場合、”子どもの困った気持ちの表れ”のため、子ども本人も実はとても悩んでいる、困っています。

発達特性からくる問題行動であれば、ひょっとすると、子どもの表情を見るとケロッとしているように”みえる”かもしれません。

が、実は自分がしたことを気にしています。

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発達特性の理解抜きに子どもを叱責したり場を収めようとしても、問題を更に作ってしまうだけ

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発達特性は脳の特性です。

脳には色々な機能、役割を担っている部位があり、今回のお子さんの場合、経過を見てきた限り、感情をつかさどる部分の発達の凸凹が、表出が大きい印象でした。つまり、感情のコントロールが苦手で、イライラしてしまいがちな状態。

発達特性がある場合、単なるアンガーマネジメントのような怒りのコントロールをしても長期的な改善にはなりません。

これは決してアンガーマネジメントがわるいのではなく、発達特性を踏まえていかなければ改善まで時間がかかり過ぎるということです。

発達特性を踏まえていくには、子ども本人が問題行動を起こすパターンから特性を踏まえ、環境の調整、本人へのかかわり方を作っていくことが必要です。

そのためにも、発達特性をしっかりと把握して理解する。

これがとっても重要なんです。それを無視してしまうと、単なる注意、型にはめるようになり、発達っ子は納得がいきません。納得しないと気持ちに折り合いもつけられないので、更なる問題行動になったり、理解してもらえないという嫌な記憶の積み重ねになったり、新しい問題を大人側が作ってしまうことに繋がりかねません。

つまり、また問題行動を起こさせるための注意や指導になってしまい兼ねないんです。

我が子が何かやらかしてしまい学校からの連絡や呼び出しが頻繁にある場合、お母さんは時間的にも、体力的にも、精神的にもとても参ってしまうことが多くなります。

そのやらかしたいわゆる問題行動の程度、頻度により、学校からの呼び出しも授業後などの夕方の時間帯の場合もあれば、緊急性や学校では対応が難しいとなると、日中に連絡が入ることがあります。

特にお仕事を持っているお母さんであれば、職場との兼ね合いやご家庭のご事情などで働かざる得ない場合もあり、子育てと仕事の両立の上に、更に学校からの連絡の対応も加わると、お母さんの心が疲弊しかねません。

子どもも最終的には疲弊します。

そのため、発達特性の理解はやはり必要です。私も自閉症スペクトラムASDの子どもをもつ発達子育て真っ最中です。学校に子どもの理解をしてもらうことはとても苦戦しましたが、理解を経たり、味方となる先生を少しずつ増やすことは出来ました。

一緒にその作戦、考えていきませんか？

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。