発達子育てを頑張るお母さんのための駆け込み相談室

「やっと分かってもらえた！」
発達子育ての実体験からくる深い共感力と心理学・脳科学に基づく具体的な方法で我が子の問題行動をこっそり改善させる発達障害専門カウンセラー立川洋子です。

「ひょっとしてこの子には難しすぎることなのかもしれない･･･」

「もし、この子にとって難しいことばかりを毎日注意されていたとしたら、なんて辛い思いをさせてしまっていたのだろう･･･」

自閉症スペクトラムASDの特性をもつ息子が小学2年生の時、何度言っても出したものを片付けない、学校の支度ができない、宿題のプリントが分からず癇癪を起こしてビリビリにする、忘れ物も失くし物も多い、文字の書き順が滅茶苦茶、時間を守れない、すぐに忘れる、1つのことが気になると他が疎かになるなど、私にとってあまりに多くて息子に毎日イライラしていた時、ふとそう感じたことがありました。

そして、「ひょっとして」「もし」とふと思った時、それまで自分が息子に対して言ってきたこと、してきたことでどんなに無理解なことをしてたかもしれない可能性を考え始めたら、とても居た堪れなくなりました。

でも、「ひょっとして」「もし」とふと思ったことで、私の子育てがガラリと変わりました。なぜなら、そうふと思ったことをきっかけに、不思議なことに色々な可能性がわいてきたんです。そして、最後に辿りついたのがコレです。

「私は、私サイズに息子を変えようとしている･･･」

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発達子育ては子どもを変えようとするのではなく、自分と子どもの特性と傾向を掴みきるが最優先

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過去の私自身、子どもを変えようとは意識していたつもりはありませんでした。でも、「どうしてできないの？」「何度言ったら分かるの？」「こんな簡単なことで毎日してることなのになんで出来ないの？やらないの？」「やればすぐ終わるのになんでしないの？」というように、毎日毎日、息子を責めつづけていました。

これらの責めつづけるような言葉の奥に、私自身は気づいていなかったけど、やっぱり思っていたんです。

「いい加減に変わってくれ！」

でも、子どもを変えようとするほど、実際に怒ること、注意することなど、私自身がイライラすることが多くなりました。そして、息子の癇癪もとても多く、激しくなりました。親子のイライラが互いにぶつかり合い、力で押さえつける私と物を投げたり蹴ったりパンチをしてくる息子との衝突に発展しました。

そんな時にふと感じた「ひょっとして」「もし」の気づきは、私の発達子育てを180度ガラリと変えました。

「子どもよりも自分のかかわり方を変える方が先。そのためにも、自分のことも、息子のことももっと知りたい」

そして、発達障害について専門家に相談したり、発達障害について講座、書籍だけでなく、海外のオンライン講座も受けたりもしました。さらに自分自身の感情と向き合ったりカウンセリングを受けたことで、子どもへのかかわり方を変えていくことが自然と出来るようになりました。その結果、子どもの反応も変わっていき、親子で取っ組み合いではなく、笑顔で穏やかに話すことが増えていきました。

「ひょっとして」「もし」と可能性を考えることで、現実が変わるきっかけになると身をもって感じました。

もし、今発達子育てがうまくいかないとあなたが悩んでいるなら、2，3分でいいので、時間をとって想像してみてください。

「ひょっとしてこの子にとって難しいことだったとしたら、私は他に何ができるだろう？」「もしこの子にとって今難しいことをいつも言われていたとしたら、この子はどんな気持ちだろう？」と想像してみませんか？

あなたの発達子育てが変わるきっかけになるかもしれません。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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