発達子育てを頑張るお母さんのための駆け込み相談室

「やっと分かってもらえた！」
発達子育ての実体験からくる深い共感力と心理学・脳科学に基づく具体的な方法で我が子の問題行動をこっそり改善させる発達障害専門カウンセラー立川洋子です。

「この子はちっとも感謝の気持ちがないんです･･･」

以前大人で発達特性をもつご本人からのお母さんと険悪な親子関係についてご相談をお受けした時、その方のお母さんにもお話を伺っていった際に、お母さんがイライラしながらお話しの中でおっしゃっていたことです。

大人の発達障害のご本人とそのお母さんの険悪な関係性とは、毎日のように「なんであなたは出来ないの？」「何度教えたらいいの？」「これくらい出来なきゃダメでしょ？」「感謝されていい位なのに、お母さんの悪口を外で言っているの？」と言われることが何十年の続き、ご本人が居た堪れなくなるほどでした。

そのお母さんはとてもキッチリとした装いで口調もどちらかというと穏やかではありますが、お話しくださる内容が少しとげとげしい印象でした。実際に対面でお話しを伺っていると一生懸命に落ち着いて話そうとされるお母さんが見てとれ、段々と私自身の胸が詰まるような感覚がしました。

すると、お母さんの目から涙がこぼれ始めました･･･

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お母さんが長年一人頑張りし過ぎると将来子どもを責めるようになってしまうこともある

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お母さんが涙をこぼしながら、お子さんの発達特性をどうにか改善してやりたい思いで、いまでいうワンオペ育児状態だったお母さんはお一人であらゆる病院にかかったり、育児の中でずっと抱えていた後悔、幼少期の苦労などを次々にお話しされました。

「誰にも、話したことが無かった・・・」

一通りお話しされるとそうお母さんはおっしゃいました。

そして、こう仰いました。

「私がいなくなったら、この子はどうなってしまうのか？この子の将来どうしたらいいのでしょうか？」

このお母さんの気持ち。まさに今発達子育てをしている真っ最中のお母さんたちの不安と同じだと思います。実際に発達子育て、自閉症スペクトラムASDの特性をもつ我が子の子育てをしている私自身も不安に感じた時期が何年もありましたし、今もふと感じる時があります。

実際にご相談を伺ったお母さんの長年抱えてきた一人頑張りの苦労の根底にある不安は蓄積されてきた分、何かのきっかけで怒りやイライラに転じ、それをお子さんに向けてしまっていた状態でした。その度合いが強いほど、親子関係はこじれて悪化してしまいます。

このような時の改善には、我が子の将来とお母さんの不安は分けて考えて対応していく必要があり、お母さんがカウンセリングを受けることで親子関係が改善していく可能性がとても高いです。

実際に私自身もこのお母さんと全く同じことをしてきたことがあるので、お母さんのつらさが痛いほどわかりました。そして、私自身が発達障害の特化した方のカウンセリングを受けたことで親子関係は改善しました。ASDの息子が暴言、暴力、他害の問題行動をし、私自身も我が子の向かって暴言を吐いていた関係性が、段々と笑顔で向き合う親子に変わりました。

親子関係、我が子の問題行動、そして、お母さんの一人頑張りなど、改善する方法があるので、相談やカウンセリングを活用してほしいです。

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最後までお読みいただきありがとうございました。