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『お母さんをやめたい!』と思うほど発達子育てに疲れたお母さんへ
わが子の癇癪、パニック、逆ギレを減らし困り事を改善しながら自信を育む「発達障害専門カウンセラー」立川洋子です。
「子どもに怒るのではなく叱りましょう!」とはよく言います。怒ると叱るの違いもよく言われることで、ネットや書籍でも、探すとすぐに見つかる話題の一つで、怒るより叱る方がいいこともよく知られています。
ご相談をお受けしていると、お母さんが叱る際、無意識に効果的ではない叱り方をしてしまっていることをお聴きします。
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感情をこめて叱っても恐怖体験にしかならず、正しい言動や成長にはつながらない
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叱る時に感情を入れると”叱る”ではなく”怒る”になるとはよく言われますが、お母さんの言葉だけでなく表情や言動も気にしたことがあるでしょうか?
いくら言葉を気を付けてとげとげしい言葉や否定的な言葉を使わないようにと気を付けても、お母さんの表情が鬼のように怖ければ、子どもにとって「怖い」という恐怖体験にしかなりません。繊細な気質を持っている子どもであれば「私はダメな子」という負の体験になってしまうことにも繋がる可能性もあります。
感情を入れて叱ることが積み重なると、子どもの行動のきっかけが成長や喜びといったポジティブな事ではなく、恐怖をさけるためといったネガティブなことでしか行動できなくなってしまいます。
実際に強い否定的な言葉をくり返した親子の支援をした際、お父さんへの恐怖を逃れるためにしか行動することが出来ないお子さんがいました。そうなると、親子関係の修復は勿論、子どもの自己肯定感や成長へと繋げていくのにはとても長期戦になりました。
そして、発達障害の特性をもつ子どもの場合、そのようなネガティブな感情を頂いた事柄は忘れにくい傾向があるため、その子によってフラッシュバックのように大分時間がたってから突然思い出し、直接関係のない事柄でも結び付けて考えてしまうことがあります。その結果、行動できない、取り組めないと生きづらさに繋がる事もあります。
かといって笑顔で叱るということを推奨しているのではありません。
叱る時は簡潔に何をどうしたら良かったかを伝えることが重要です。つまり、次同じような場面に出くわした時に具体的にどうするといいか?を伝えておくことが重要です。
つまり、子どもの行動に注目するということです。
子どもの行動に注目して伝えるのに、感情を盛り込む必要はありません。そのため、叱る時に感情を入れて叱らなくていいし、今後に備えた具体的な行動をつたえることで子ども自身の理解と安心、成長に繋がります。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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発達障害専門カウンセラー 立川洋子(たつかわようこ)
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