”やる気”を出すにはちょっとだけでいいからやってみるのがコツ
心理学・脳科学をもとに親子の困り感を解消し、発達障害の特性を強みに変えて自信を育み、親子ともに”自分らしく生きる”を実現させる
「発達障害専門カウンセラー」立川洋子です。
お母さんも、お父さんも、子どもも、欲しい!と思うものの一つにあるのではないでしょうか?
”やる気”
特に私たち大人は”やる気”が”ない”ことや人に厳しくなってしまうような気がします。しかし、厳しく注意する前に、”やる気”について、実は2つの視点が必要なのを知っているでしょうか?
”やる気”を出すにはちょっとだけでいいからやってみるのがコツ
そもそも、”やる気”というのは脳の中の側坐核という部分の神経細胞が活発に活動をし始めると出ます。そして、刺激を与え続けることによって”やる気”が出続けます。
この仕組みは人間の脳であれば共通です。そのため、子どもも大人も同様です。ということは、いかに脳に刺激を与えるか?ということが重要になります。
そしてその刺激を与えるコツは、たった一つしかありません。
とにかくやってみる!
「やる気ないな~」と感じても、子どもが「やる気でない・・・」と言ってもとにかくとりかかってみるようにする、そう応援する言葉をかけることがコツです。
「5分だけやってみよう!」とか「勉強道具を用意して鉛筆を全部削ってからやってみよう!」とか、とにかくその事柄に関係する何かをとりかかってみることがコツなのです。
ちょっとだけでいい、とりかかってみるだけで脳の側坐核は刺激となって活発に活動し始めて”やる気”が出るだけでなく、活発に活動をし続けようとします。その結果、いつの間にか気持ちも乗ってきて、その物事をちゃんと終わらせることが出来るようになります。
企業に常駐して発達障害や精神疾患の方がたの業務支援をするジョブコーチをしていた頃、支援するメンバーのある方がよくこんなことを言っていました。
「やる気が出ない。頑張ってもステップアップ出来ないし、誰からも期待されてない・・・」
彼は向上心が高く、頑張って頑張ってやってきたのに認めてもらえないと不満を抱えながらもとにかく自分なりに努力をして来た人でした。その気持ちがある日プつッと途切れてしまったような状態でした。コーチの先輩と面談をくり返す中、なかなかやる気がでず、パフォーマンスが落ちる一方で、このままで企業側の評価も落ちかねない状況でした。
そんな時、彼の姿を見兼ねて声をかけ、雑談の中でこんなことを言ったことがあります。
「やる気がないと出来ないとか、やる気がまず最初にあるはずって思ってるみたいだけど、それ違いますよ。やる気って最初に実はないです。やる気はやってるうちにでてきます。だから、”やる気でないなー”と思っていいので、とにかくとりかかってみて欲しい。そしたら、気づいたら出来ているということが起こります。それをとにかく繰り返すこと。そして、そのあなたの姿をみた周りの人が、あなたを評価し始めます。”ああ、頑張ってるな”と。周りはその頑張ってるあなたの姿をみて、初めてあなたに仕事を任せたい!と思うようになります。だから、まず、とにかくちょっとでいいからやってみる。それをくり返すことが大事です。」
ほんの5分程度の雑談を話した時、彼は「やっと分かりました。」と真剣な眼差して言っていました。その翌日から彼は少しずつ変わっていったのをよく覚えています。
とにかくちょっとでいいからやってみる!
”やる気”を自分の中から引きだすために大事なことです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
最初の一歩は”話してみること”
- 発達障害に特化した支援方法を知りたい
- 発達障害の傾向が見られるがどうしたらいいか分からない
- 学校の先生に子どもの特性を理解してもらえない
- 目の前の問題を改善をしたい
- 子どもの将来の自立と自律に必要なことを知りたい
- 子どもの癇癪、パニックの対処を知りたい
- 子どもを怒鳴ったり叩いたりするのをやめたい
- 子どもの本当の気持ちを知りたい
- 子育てが辛くて、母親を止めたい気持ちになる
- カサンドラ症候群かもしれない
1つでも当てはまる方は、個別カウンセリングをお試しください。
LINEでのお問合せ、お申込み、簡単なご相談も可能です。
LINE特別イベントもありますので、良かったら登録してくださいね。
発達子育てを頑張るお母さんのための駆け込み相談室
心理カウンセラー 立川 洋子
E-Mail:tatsukawayoko@gmail.com
Facebook:https://www.facebook.com/kakekomisoudan/
Instagram: https://www.instagram.com/tatsukawayouko/