2022年1月24日
発達支援で大事なことは、失敗させないようにすること
こんにちは、立川洋子です。
あなたは「成功体験」と「失敗体験」についてどのように考えていますか?

いずれも育児や子育て、学校、職場でもよく聞く言葉の1つです。そして、その体験がその子の自尊心、自己肯定感などにも影響すると言われています。
とくに、「失敗は成功のもと」という格言もありますが、正直、失敗体験は避けて通りたいというのが本音ではないでしょうか。
でも、大人であり、親であると、人生で色いろなことを経験してきているので、失敗体験に対してこのように捉えているのが多いと思います。
「失敗から学ぶことがある。」
「失敗したから分かることがある。」
「たくさん失敗して、学んでほしい。」
「今、失敗しても、数年後に振り返った時
あの失敗は良かった、と思えればそれでいい。」
「この失敗が無駄ではなかった、と
いつか分かればいい。」
いつか分かればいい。」
私も、そう思います。失敗を糧にと肯定的に捉えなおすといった具合です。
そして、私自身が実際に発達障害や精神疾患を持つ方のジョブコーチ、サポーターとして福祉の現場で働いていた時も、現場の支援員たちも同じようにそう考えています。
でも!!!
発達障害の特性を持つ人との関わりにおいては、少し違います。
(これは、私の経験値からですが、子どもも大人も関係ありません。)
発達障害の特性を持つ人とのかかわりのいて、「失敗をさせないようにする」とは、失敗しないような環境作り、お膳立てを準備するということです。
どういうことかというと、発達障害の特性がある人は下記のような記憶(脳)の傾向があります。
・失敗体験をとても強く記憶しやすい。
・その記憶が新しい事へのチャレンジ 行動や意欲にブレーキをかけてしまう。
・自信喪失につながりやすい。
・癇癪、パニックにもつながりかねない
失敗体験をすると、多くの人が頭の中であれこれと記憶を辿ってこんなことを頭の中でおしゃべりすると思います。
「ああ、あの時こうしてればよかった。」
「あの時、こうしたらよかった。」
それが、数分の人もいれば、数時間、数日、数ヶ月の人もいるでしょう。過度になると
「どうして、私はこうなんだ。」
「どうして、私は出来ないんだ。」
と、自分責め、自分イジメなど自己嫌悪を始めてしまいます。
でも、次の挑戦の時、多少の不安や心配、怖れはあるにせよ、切り替えて、挑戦することができるのではないでしょうか。
これが、発達特性を持っている人は、不安や心配、怖れといった自分のマイナスな感情にとどまりやすく
その記憶がずっと残りやすいんです。だから、次への挑戦も躊躇しがち。
これでは子どもが自分でできることは増えず、子ども自身の世界も広がらず、自立や自律にはつながりません。
でも、勘違いはしないでください!
失敗させないようにするって、なんでも、かんでも、やってあげるということではありません。
長くなるので、失敗させないようにする具体的なことについては次回へ。
最初の一歩は”話してみること”
- 発達障害に特化した支援方法を知りたい
- 発達障害の傾向が見られるがどうしたらいいか分からない
- 学校の先生に子どもの特性を理解してもらえない
- 目の前の問題を改善をしたい
- 子どもの将来の自立と自律に必要なことを知りたい
- 子どもの癇癪、パニックの対処を知りたい
- 子どもを怒鳴ったり叩いたりするのをやめたい
- 子どもの本当の気持ちを知りたい
- 子育てが辛くて、母親を止めたい気持ちになる
- カサンドラ症候群かもしれない
1つでも当てはまる方は、個別カウンセリングをお試しください。
LINEでのお問合せ、お申込み、簡単なご相談も可能です。
LINE特別イベントもありますので、良かったら登録してくださいね。
発達子育てを頑張るお母さんのための駆け込み相談室
心理カウンセラー 立川 洋子
E-Mail:tatsukawayoko@gmail.com
Facebook:https://www.facebook.com/kakekomisoudan/
Instagram: https://www.instagram.com/tatsukawayouko/