【家庭や職場で使える心理学】イライラ怒りの3セット
「やっと分かってもらえた!」
発達子育ての実体験からくる深い共感力と心理学・脳科学に基づく具体的な方法で我が子の問題行動をこっそり改善させる発達障害専門カウンセラー立川洋子です。
発達っ子に限らずですが、感情の起伏が激しく、特にイライラ(怒り)感情に本人も、その周囲も困っているという相談をよく頂きます。
ご相談を頂く中で子どもや大人にかかわらず8、9割の方が「イライラは悪いもの」という前提をお持ちで、「イライラをコントロールしたい」とのお話しをされます。しかし、カウンセリングなどの場ではそのご要望に少し反して、【イライラ怒りの3セット】をお伝えしています。
【イライラ怒りの3セット】
①イライラは悪いものではない
②問題になるイライラとは?
③具体的な予防と対処策
①イライラは悪いものではない
心理学でよく言われることですが、イライラの怒りは自分を守るための感情です。誰もが自分を自分で守る必要があります。怒りは人間にとって必要な感情ですので、決して悪いものではないということです。
もう少し掘り下げるなら、そもそも、感情には良いも悪いもありません。
よく感情を良い(プラス・ポジティブ)、悪い(マイナス・ネガティブ)と区別しがちですが、本来その区別はなく、全てが自分自身の一部です。自分の一部に良し悪しは決してありません。
が!生活や生きる上で問題になるイライラがあるのも事実です。
②問題になるイライラとは?
この4つに分類される場合、問題になります。
1.自分や他人を攻撃するイライラ
2.頻度や回数が多いイライラ
3.爆発させないと気が済まないイライラ
4.ネチネチと持続させてしまう怒り
特に上記1の場合は怪我の危険だけでなくメンタル面への影響も心配ですし、自分と自分以外のどちらにイライラを向けやすいかにより予防策や対処法も異なるので、慎重に対応していくことが必要です。
またその人の気質や傾向に偏りがある場合、上記1~4それぞれが極端に表れることもあります。例えば、過度に自他を攻撃する、こだわりやマイルール、自分にとっての常識(例:こうあるべき思考)に反するのでイライラしがちになったり、相手から謝罪の言葉を聴くまで怒り続けてしまうなどです。(子どもが”ごめんなさい”を言うまで怒ってしまうのは典型ですね)
特に発達特性(自閉症スペクトラム)がある場合、以前の出来事を思い出して突然怒りだす場合もあり、周囲が戸惑うことがありますし、特性の有無に拘わらず、何かに怒りを感じると段々と以前のことも持ち出してまとめて怒ることもやってしまいがちです。そのため、自分の傾向を知り、自分専用の予防や対処の術が必要です。
③具体的な予防と対処策
これは”自分専用”が肝です。そのためには自分を知ることはとても大事です。我が子のイライラへのサポートであれば、我が子の傾向や特性を知ることも大事です。
単なる方法であればネット上に溢れていますので、1つ1つ試すのもいいですが、気質や特性を踏まえれば試す前にある程度選別ができます。カウンセリングでは対話の中で一緒にあなた専用の方法を見つける、またはつくるサポートをしています。
発達っ子は特にイライラがストレスとなってしまうと、本人もお母さんも苦しくなります。(参照:「発達っ子はストレスが蓄積されると暴力やものの破壊行為をしてしまう場合がある」)そのため、まずは自分一人で抱え込まないようにしてくださいね。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
最初の一歩は”話してみること”
- 発達障害に特化した支援方法を知りたい
- 発達障害の傾向が見られるがどうしたらいいか分からない
- 学校の先生に子どもの特性を理解してもらえない
- 目の前の問題を改善をしたい
- 子どもの将来の自立と自律に必要なことを知りたい
- 子どもの癇癪、パニックの対処を知りたい
- 子どもを怒鳴ったり叩いたりするのをやめたい
- 子どもの本当の気持ちを知りたい
- 子育てが辛くて、母親を止めたい気持ちになる
- カサンドラ症候群かもしれない
1つでも当てはまる方は、個別カウンセリングをお試しください。
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発達子育てを頑張るお母さんのための駆け込み相談室
心理カウンセラー 立川 洋子
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