発達子育てを頑張るお母さんのための駆け込み相談室

『お母さんをやめたい!』と思うほど発達子育てに疲れたお母さんへ
我が子の癇癪、パニック、逆ギレを減らし、困り事を改善しながら自信を育む｢発達障害専門カウンセラー｣立川洋子です。

発達障害、グレーゾーンの傾向を持つ子どもを育てるあなたは、どちらをみていますか？

「我が子が今出来ていること」

と

「我が子に将来出来るようになってほしいこと」

言い換えると「今確実にもっている力」と「将来身につくかなんの保証もない力」です。

あなたはどちらを見て、重きを置いていますか？

発達障害 自閉症スペクトラム（ASD)の特性をもつ我が子を育てる私は、我が子の発達特性を受け容れられるようになるまで、後者の「我が子に将来出来るようになってほしいこと」＝「将来身につくかなんの保証もない力」を重視してきました。

つまりこれは、我が子が”今出来ていない事ばかり”を見てきたということです。

その結果、悲惨な結果になりました。

我が子に注意ばかりすることが多くなり、なかなか出来るようにならない我が子にイライラして、ひどい時は手をあげ、罵声をあびせたことも多々ありました。そして、我が子も当たり前のように反撃するようになり、成長と共に力も身体も大きくなると、反撃の力はとても強くなっていきました。息子の反撃を直に受けた私の顎や背中に痣が出来るくらいの力になっていきました。

このような状態になって、ようやく私は自分のやってきたことの間違いに気づいた始末です。それは私自身の育ちの問題も大いにありましたが、発達特性をもつ我が子の特性を受け容れずに自分の経験や考えと言った価値観を我が子に押し付けてきた結果でした。

発達子育てを無知なまましていくと過去の私のように悲惨な状況を引き起こしかねず、更には我が子の心や将来を潰しかねません。

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発達子育ては、将来身につくか分からない力を育むことに頑張るよりも今持っている本人の力を育み勝負する

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「将来身につけて欲しいこと」「将来身につくか何の保証もないこと」を重要視しているのは、親の自分の心配と不安からくる焦りが正体です。

子育てそのものは勿論、親も、子どもも、将来の保証は何もありません。なのに、我が子を大切に想う故に、無意識に親は不安や心配からくる焦りで、その保証がないことを重要視してしまいがちになるということです。その結果は子どもも、親の自分も苦しむだけになってしまいます。

苦しみのために日常をすごすより、我が子がもつ確実な力＝今出来ていることを大切にし、その力が将来役立つように育むことが大事だと私は思っています。

今出来ていること＝我が子がもつ確実な力、それは我が子の才能でもあります。

その力を、本人が自ら知り、認め、活用する方法を知り、実際に活用できるように試行錯誤を一緒に楽しむことが、我が子の将来の力に繋がります。

保障のないことに捉われるより、今確実に出来ている我が子の力を大切にしていけるように、親の自分も自分の心と生き方を見直すことが必要です。そのためにも、まずはお母さん自身が、自分が普段から出来ていること、頑張っていることを自分で認めることが必要です。

あなたは、自分の出来ていること、頑張っていることをちゃんと認めていますか？