奮起させるために敢えてキツメに注意よりも「心配だよ」と率直に伝える
「お母さんをやめたい!」と思うほど子育てに疲れた発達障害・グレーゾーンのお子さんをおもちのお母さんへ
発達特性の”困った”を発達させながら親子で自信を育み、将来の自立と自律につなげる情報をお届けする立川洋子です。
相手の態度を見ていてやる気があるようには見えないと感じるときはありませんか?なんとなく投げやりなように見えたり、全くやろうともしていない態度に見えることがあります。その姿を見て、奮起させるために敢えてキツメに注意する時がありますが、それはかえって逆効果です。
奮起させるために敢えてキツメに注意よりも「心配だよ」と率直に伝える
”やる気がないように見える”というのは、普段はやる気があるよう見えているということです。つまり、普段と違う”何か”が起こっているということです。その”普段”とは違うように見えるあなたの心の動きを見てみましょう。
多くの場合、普段とは違う様子を目の当たりにして”心配”な気持ちがわいているのではないでしょうか?
心配だから相手を目で追い、心の中で”どうしたのかな?何かあったのかな?”と気になっているということです。
そのあなたの”心配な気持ち”を相手に伝えることがまず重要です。
あなたの心配な気持ちを相手に伝えることで、相手は安心な気持ちに包まれます。
「僕・私のことを気にかけてくれてるんだな。」と安心感を感じ、孤独感からも解放されていきます。その心の変化は、行動の変化も導きます。
そして、相手が段々と普段の様子に戻って来てから必要に応じて注意や指摘をしていくほうが、相手もその注意などを受け取りやすくなるものです。
以前、障害雇用のジョブコーチをしていた頃のことです。普段はものすごく頑張り屋でミスなしで仕事をする方が、業務スピードもおち、ミスが目立つことがありました。「ミスしないように気を付けましょう。」と注意することはとても簡単です。
でも、注意だけしても多くの場合は変わりません。むしろ自分と相手の関係性をこじらせます。なぜなら、人間は、自分の気持ちを分かってくれない人には反発したくなるからです。
そこでこう伝えながら少し面談をしました。
「最近、あなたが元気がないように見えて心配しています。何か気になる事があるのではないかなと思って声を掛けました。」
案の定、家族との関係性に悩み、夜はあまり良く眠れずにいて仕事にも影響が出てしまい、どうしてよいか分からなくなってしまったとのことでした。
この方には、話し合いの元、業務上の具体的な対応案と私的部分の相談先を案内して経過を観ることにしたところ、2週間ほどで回復することが出来ました。
このように、頭ごなしに注意をするよりも、普段とは違うように見える相手の表情やしぐさ、行動をみて自分が心配だという気持ちをまず伝えることが、相手のやる気や行動を促すことにも繋がります。そのためにも、まずは自分の心の動きを掴み、それを相手に素直に言葉で伝えていくことを自分も努めていく必要があります。
これは子育てにおいても十分応用できますので、是非お試しくださいね。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
最初の一歩は”話してみること”
- 発達障害に特化した支援方法を知りたい
- 発達障害の傾向が見られるがどうしたらいいか分からない
- 学校の先生に子どもの特性を理解してもらえない
- 目の前の問題を改善をしたい
- 子どもの将来の自立と自律に必要なことを知りたい
- 子どもの癇癪、パニックの対処を知りたい
- 子どもを怒鳴ったり叩いたりするのをやめたい
- 子どもの本当の気持ちを知りたい
- 子育てが辛くて、母親を止めたい気持ちになる
- カサンドラ症候群かもしれない
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