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「やっと分かってもらえた!」
発達子育ての実体験からくる深い共感力と心理学・脳科学に基づく具体的な方法で我が子の問題行動をこっそり改善させる発達障害専門カウンセラー立川洋子です。
既に発達障害の診断を受けている、または受診の結果診断まではつかなかったけれどもその傾向はある(発達障害グレーゾーン)と説明を受けた場合、その結果を我が子に伝えるかどうか?で悩むことはないでしょうか?
御家庭の方針やご両親の考えにもよるので、一概に本人に言う、言わない、どちらがいいということはありません。
ただ、発達子育てを実際にしてきて、そして障害福祉の相談員として多くの発達障害の子どもや大人、そのご家族と学校関係者とかかわってきた経験、そして発達障害専門カウンセラーとして個別カウンセリングをお受けしてきた経験から、”絶対必要だ”と言えることが1つだけあります。
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自分の得意、苦手を知らないと、いくつになっても自分を責める可能性が高くなる
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発達障害の特性は良く凸凹と言われます。
つまり、得意と苦手の差が大きいということです。
得意なことはトコトンします。それこそ「ちょっと休憩したら?」と声をかけても聞こえない程集中し、食事も睡眠も忘れてしまうほどします。(そのため、体を壊しやすくもなるので注意は必要です)
しかし、不得意なことは懸命に頑張ってもうまくいかないことが多く、失敗体験へとなりがちです。「他の子はできているのに自分だけ出来ない、うまくいかない・・・」と、自信を失っていくこともあります。そのような自分を責めてしまう人もいます。
そのように自信を失い、自分責めをするのは、年齢を重ねても見られる傾向の一つです。
しかし、もし自分の不得意を知っていれば、こんなことが出来るようになる可能性があります。
「手伝って」
「一緒にお願いします」
「教えてください」
というように、誰かにお願いしたり、助けてもらい、取り組むことができます。更に、取り組む体験を通じて、「なんとかうまく出来た!」とか「自分にもできる!」という自信を育む機会を得ることにもなります。
それは、自分を責めることと真逆で、とても精神的な健康です。
このようなことから、大切なのは「診断名」ではなく「得意と不得意を知ること」です。
診断を受ける場合の殆どは何かしらの知能検査(田中ビネー式、WAIS,WISC)を受け、その結果を医師からではなく検査をした心理士から多くの場合は聴きます。その際、よくこのような説明を受けることが多いと思います。
『「子ども本人に発達障害と伝えるのではなく、こういう得意なことがあるね。こういうことはちょっと苦手だね」というように伝えていきましょう』
これは本当にその通りだと私は思います。実際に私が自閉症スペクトラムの診断をうけるにあたりWISC検査の結果を心理士から説明された時にも聴きました。そして、現在も息子との対話の中で本人が「うまくいった、うまくいかなかった」というような話をする時に、得意と不得意の話を伝え、どうすればもっとうまくいくか、どうすれば改善しそうかを一緒に考えていきます。
子どもには心身ともに健康で、自分をしり、好きになり、自信をもって、生きて欲しい!
自分の得意、不得意を知ることは、心身共に、自分を知り、自分を好きに、自信をもって生きるきっかけになります。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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発達障害専門カウンセラー 立川洋子(たつかわようこ)
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