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「やっと分かってもらえた!」
発達子育ての実体験からくる深い共感力と心理学・脳科学に基づく具体的な方法で我が子の問題行動をこっそり改善させる発達障害専門カウンセラー立川洋子です。
子どもの学校や家庭の中での問題行動に悩んでいるお母さんに向けて、問題行動を減らしていくための”戦略”の一歩になることをお伝えします。これから迎える夏休みはその”戦略”を段階的に取り組むのにいい時期かと思いますので、悩んでいるお母さんは最後までお読みくださいね。
まず、子どもの問題行動は「①要求 ②回避・阻止 ③注目 ④自己刺激」の4種類に分類されます。(詳細については別の記事に記載していますので、当駆け込み相談室のブログ記事もお読みください。)
この4種類いずれも概ね対処法は同じなのですが、具体的な改善のために「どのように具体的な手立てをとっていくか?」という予定のような”戦略”をたてていくことが有効です。その際、問題行動が起こる、引き起こされるカラクリをまず知ることが、改善への一歩になります。
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子どもの問題行動は、その行動が起こる前の何かしらの刺激や状況に左右される
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子どもの発達特性や傾向そのものだけが原因ではなく、特性や傾向を刺激される何かしらの刺激や状況が必ずあります。
そのため、問題行動の改善のためにも葉、子どもの発達特性や問題行動だけで判断せず、問題行動が起こる前後の状況もしっかり把握する必要がまずあります。
そこで最も重要なのはまず!実際に目に見えることをしっかり把握することです。
大事なので繰り返します。”目に見える”です。いい変えると、「事実だけをまず把握する」です。気持ちや予想、本人の特性や傾向は最初の時点では一旦わきに置いておきましょう。
目に見える事実だけで、「問題行動が起こる前の状況」と「問題行動そのもの」と「問題行動をした後の状況」を捉えます。
例えば、
・問題行動:毎晩遅くまでゲームをする
・その結果:翌日なかなか朝起きない、学校に行っても眠いといって保健室に行く
ということに困っているとします。
この場合、発達特性として考えられるのが、切り替えの弱さ、目についたものをやりたくなる、好きなことは時間の際限なくやりたくなってしまう(過集中にも繋がる)などが予想されます。がしかし!これらの特性や予想は一旦わきに置きます。
次に考えることは、上記のような問題行動とその結果のほかに、問題行動が起こる前の状況を振り返ってみましょう。目に見える事実はどのような状況だったか?誰が見ても”そうだ!”と分かる事実だけを考えます。
・問題行動前の状況:自由にいつでもゲームを使える
纏めると、「自由にゲームができる」⇒「遅くまでゲーム」⇒「翌日眠い」という図式が出来上がります。
こうして問題行動の前後も把握したうえで、ようやく発達特性や傾向を考慮したうえで、具体的な改善策を決めていきます。これを読むあなたはどんな改善策を考えますか?もしよかったらコメント欄に書いてくださいね。実際にこれは、我が家で起こった例ですが、相談やカウンセリングでお伺いするお話しにも酷似した状況で、ほぼ同じ対処法で成功しています。(コメントをして下さった方には改善策の一例をお伝えします。)
我が子の問題行動に悩むお母さんは、程度の差こそあれ目に見える我が子の言動、暴言や自傷・他害・ものの破壊行為などの問題行動と、我が子の将来への不安、そして”母として”や”他の家族への影響”など、とても多岐にわたることに悩んでいる傾向にあります。
”なんとかしなきゃ”という想いから試行錯誤しながら、問題行動への対処法を調べたり、相談したりしますが、そのパワーも失速します。なぜなら、相談してもその問題行動に対して具体的な対処・対応方法を導いてくれるところが少ないからです。
本来、私は問題行動に大小もないと思っていますが、サポートや相談する側の意識として、程度の差により概ね対応方法としてお伝えすることが決まっていて、強いて極端に言うと、日常生活に支障が大きくないならば様子見を、暴力に発展している場合は警察に連絡というのがオーソドックスだからです。
しかし、繰り返しますが問題行動に大小はないと私は思っています。なぜなら、悩んでいるお母さんにとっては程度の差や大小はなく、とにかく困惑し、戸惑い、苦しいことに変わりないからです。
子どもの問題行動に対して、お母さんの心のケアと子どもの問題行動そのものへの対応のセットを並行していくことが必要だと私は思っています。今回は子どもの問題行動そのものへの対応についてのみお伝えしましたが、絶対的にお母さんの心のケアも並行したほうが、楽しい子育て、我が子の明るい未来に通じると確信しています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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発達障害専門カウンセラー 立川洋子(たつかわようこ)
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