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『もう発達障害の特性を困りごとにしない!』心理学と脳科学をもとに将来の自立に必要な力を育み、親子で”自分らしく生きる”を実現させる「発達障害専門カウンセラー」立川洋子です。
発達子育てを頑張るなかで、特に小学校入学以降に学習面でこんな子どもの様子に直面したことはありませんか?
「この漢字、昨日勉強したばっかりなのにもう忘れてる?!え?!思い出せない?!」
上記では漢字としていますが、子どもによっては計算、平仮名、音読の場合もあります。我が家の場合は、そのような学習面だけでなく、夕方一緒に100均で買い物した消しゴムとかペンとか、ちょっとしたオモチャ等の場合もありました(汗)
実はこれ、なにも珍しいことではありません。発達子育てに限らずですが人間なら実はあることです。つまり、人間の脳は誰もが勉強したことや覚えたことを忘れるものであるということです。勿論、人によって程度の差はあるのせよ、基本的には以下の通りの割合で残念ながら忘れてしまうものです。
忘れちゃうものなのです!
「だったら、復習バッチリたくさんやらせればいいのね!」と思われるかもしれません。漢字であれば何度も書かせる、計算なら何題も解かせるなどですが、これは発達っ子やグレーゾーンの子どもには合わない場合が多いです。
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発達障害の特性やグレーゾーンの子どもの学習には「脳の仕組み」×「子どもの特性」で学習方法を考える
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脳の発達のスピードに個人差があるのは事実ですが、脳の仕組みはどのような特性をもっていようと同じです。特に発達障害は脳機能に課題があるので、脳の仕組みを考慮せずに対応方法を考えてしまうと、勉強そのものを嫌い!イヤだ!と勉強嫌いにさせてしまいかねません。
そのため、子どもの学習面の向上を考えていく時には脳の仕組みを外して考えることはもったいないことです!
何度も繰り返し書く、解くをやってきた私たち親世代や学校の先生方の中には、上記のような「何度も書かせる」という特訓をやればいつか出来るようになる!という教育神話的な考えがあります。
が、発達障害の特性を持つ子どもによっては腕や手の力が不十分であったり、視機能の発達によってジッとみて焦点を合わせて書くのが苦手な子もいます。子どもによっては手を動かして書くよりも、何度も見ることで脳の記憶に残りやすい傾向がある子どももいます。
あなたのお子さんはいかがですか?
ちなみに、我が家の自閉症スペクトラムの息子は、視覚(目)でとらえたものを頭(脳)でイメージして、出力(手で書く)というのがとても苦手です。その為、板書はとっても苦手です。だから、何度も書いて書いて覚えるというのは、息子にとって苦痛でしかありませんでした。
ここから、脳の仕組みと我が子の特性を鑑み、我が家の場合は視機能の課題も考慮して、本人に合った学習方法を試行錯誤していったことで、今では板書も、ノートも、ドリルも書けるようになり、復習の仕方も工夫したことで理解度や定着度も伸びています。
是非、学習面に課題があると感じる場合、教育神話に捉われず、「脳の仕組み」×「子どもの特性」の視点で我が子に合った学習方法を探して行きましょう。お母さん一人で考えるのは大変ですので、当駆け込み相談室にいつでもご相談くださいね。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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発達障害専門カウンセラー 立川洋子(たつかわようこ)
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