発達子育てを頑張るお母さんのための駆け込み相談室

もう発達障害の特性を困り感にしない！心理学と脳科学をもとに将来の自立に必要な力を育み、親子で”自分らしく生きる”を実現させる「発達障害専門カウンセラー」立川洋子です。

発達障害という言葉とともにその特性も最近では知っている方も多くなりましたが、「発達障害グレーゾーン」の存在を知っているでしょうか？

「グレーゾーン」は発達障害と同じような症状や特性が見られるけれども、診断の基準は満たさないことから発達障害とは診断がつけられずにいるものです。

繰り返しますが、「グレーゾーン」も発達障害と同じような症状や特性は見られるので、「グレーゾーン」も発達障害の特性を持つ子どもも、またその親御さんも、困り感を抱えることは変わりがありません。

こと学校生活においては客観的な診断の有無により、学校側へのサポートのお願いや実際の支援も変わってきます。実際には診断の有無に拘わらず教育現場での支援要請は出来ますが、それに対応できるだけの人員や余力、環境が学校にないことが多いです。

そうなると、特に「グレーゾーン」の場合、家庭の中やお母さんが直接子どもをサポートすることが必要になってきますので、お母さんはとても大変です。

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発達障害の診断の有無に拘わらず、将来の自立を見据えて身につけさせたい”他力力”

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発達障害やグレーゾーンの傾向がある子どもは、得手不得手の差が大きいです。好きなことや興味のあることは自ら頑張ることができますし、主体的に動くことが可能です。

しかし、苦手なことや興味がないことは練習する（させる）ことも難しく、出来るようにさせるにはとても時間もエネルギーも必要です。その為、まずは嫌いにさせないこととなんとかしのぐことが重要になってきます。

そこで必要なのが”他力力”です。

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”他力力”とは、”他者の力「他力」をお願いする「力」”のこと

（立川作成の造語です）

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かいつまむと、「お願いする力」や「助けてを言える力」と言っても構いません。

苦手な事でもいつかは自力で出来るようになることは望ましいかもしれません。しかし、自力で出来るようになる保障はどこにもなく、出来るようになるとしてもいつかは誰にも分かりません。

そして、苦手なことを完全に克服できるようにするほど人生は長くなく、親の私たちも見届けることが出来るとも限りません。

だから、私たち親が出来ることは、出来るようなるかもしれない希望は持ちながらも、現実的に発達特性を持つ我が子ややグレーゾーンの我が子が楽しく、幸せに生きていくための術の一つとして、”他力力”を養うことだと私は思います。

そして、私のカウンセラーと福祉職の経験上、この”他力力”が弱いと高校、大学といった後半の進学先や就職活動、社会人生活でも課題を大きく抱えてしまう傾向があると感じています。更には、そのお母さんも実は”他力力”が弱い傾向にあると感じています。

そのため、抱える課題や困り感を克服していくためにも、”他力力”を養い、上手に活用していくことが必要です。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。