”子どもの話や気持ちを聴く”とは本人の気持ちを代弁しながら必要なことは伝えること
心理学・脳科学をもとに親子の困り感を解消し、発達障害の特性を強みに変えて自信を育み、親子ともに”自分らしく生きる”を実現させる
「発達障害専門カウンセラー」立川洋子です。
子育ての悩みを抱えて相談やカウンセリングを受けると、よく言われる事の一つに「子どもの話や気持ちを良く聴いてあげましょう。」ということがあります。
子育ての悩みを抱えるお母さんのご相談をお受けしていると強く感じるのは、多くのお母さんは真摯に子どもと向き合い、子どもの話に耳を傾けていることです。例えば「うんうん」「そうなんだね」と相槌をうちながら一生懸命に聴くことはされています。
でも、
子どもが実際に言葉にした話や気持ちをただ聞くだけや実際に話した言葉そのものに反応してしまっているお母さんが多い印象があります。分かりやすい例で言うと子どもが「死にたい」というと、その言葉そのものに親は反応してしまい「そんなこと言っちゃダメ!そんなこと言わないの!」と子どもの話を結果として否定してしまう聴き方です。
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”子どもの話や気持ちを聴く”とは本人の気持ちを代弁しながら必要なことは伝えること
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低年齢の子どもは勿論ですが、発達障害(自閉症スペクトラムやアスペルガー症候群)の特性がある子どもは自分の気持ちを言葉にすることが発達途上です。そのため、なかなか言葉に出来なかったり、逆に言葉に出来ても「死にたい」など極端な表現になってしまうことが日常の中で観られます。
親であればそのような過激な言葉を発せられると驚いてしまうのが自然ですが、子どもの真意はその言葉の奥底にあったり、自分の気持ちにマッチした言葉を知らないことが多いことを踏まえ、おちついて子どもの話や気持ちを聴くことが大事です。
そこで必要なのは親の想像力と言葉の力です。「どんな気持ちを分かってもらいたいのだろう?」「どんな気持ちだったのだろう?」という想像力と、子どもの気持ちを言葉で表現する力です。
そのため、親に限らずではありますが、私たち大人は気持ちに関する言葉に日頃からアンテナをたてておくと良いです。もし、難しいと感じるならば、小学校の国語や道徳の教科で学ぶ”ふわふわ言葉”と”ちくちく言葉”をまずは知ることをお勧めします。これらの言葉は子どもとの共通語にもなりやすいのでお勧めです。
そして、子どもの話の中で「死ぬ」など極端で命や安全、健康にかかわることはダメだと伝える必要があります。この時もただ頭ごなしに「ダメ!」というよりも、お母さんの気持ちを添えて伝えると良いでしょう。例えば、「それほど嫌だったんだね。でも、死ぬなんて言われるとお母さんとても悲しい。」とお母さんの気持ちも添えて伝えることです。
お母さんの気持ちを言葉で伝えていくことで、その言葉が子どもの中に蓄積されて行きその子の気持ちを表現する言葉にも繋がります。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
最初の一歩は”話してみること”
- 発達障害に特化した支援方法を知りたい
- 発達障害の傾向が見られるがどうしたらいいか分からない
- 学校の先生に子どもの特性を理解してもらえない
- 目の前の問題を改善をしたい
- 子どもの将来の自立と自律に必要なことを知りたい
- 子どもの癇癪、パニックの対処を知りたい
- 子どもを怒鳴ったり叩いたりするのをやめたい
- 子どもの本当の気持ちを知りたい
- 子育てが辛くて、母親を止めたい気持ちになる
- カサンドラ症候群かもしれない
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心理カウンセラー 立川 洋子
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