【発達障害】”伝わってない”を防ぐ!子どもも大人も家庭で無理なく簡単にできる会話の工夫①
やさしい自分育てなおしをサポートする子どもから大人までの発達障害支援経験をもつ元日本語教師で心理カウンセラー立川洋子です。

発達障害(自閉症スペクトラムASD)の特徴にこのような傾向、偏りがあります。
- 字義どおりに捉える
- 言葉をその通りに捉える(言葉の裏を読むのが苦手)
- 対話の中で自分が気になった部分だけに着目してしまう
私たちの日常会話、特に日本人は全てを言葉に表わそうとはしません。むしろ全てをハッキリ表すことを避けますし、”言わなくても分かるよね?””普通だよね?”というように、言葉に意味や感情を含めます。これは、親子、夫婦、友達や会社関係など、あらゆる人間関係において日常的な会話姿勢です。
そして、私たちは無意識に言葉に意味や想いをのせて話します。
でも、上記のような傾向をもつ自閉症スペクトラムの特性を持つ人たちからするとどうでしょうか?日常生活の会話において程度の差こそあれ齟齬が生じて困ることが多くなることが想像できるのではないでしょうか?
何も、齟齬や困ることは当事者だけでなく、周りも同じですので、お互いに困る状態になるということです。
なぜなら、特に大人は、「言わなくても普通分かるよね?」という気持ちを持っているからです。
でも、大丈夫!
お互いの齟齬や困る状況の回避改善の為に、簡単にできることがあります。
それは、
具体的に話す
いつ?(時、時間)
どこで?(場所)
だれが?(人)
なにを?(もの、こと)
どの(どれ)くらい?(数)
どのように? (手段、方法)
どうする?(動作、状態状況=結果)
これらの要素をなるべく省かずに話すことです。
「このくらい言わなくても普通分かるよね?」という無意識が「省いて話す」ことに繋がり、伝わらない、ゆきちがいに繋がってしまいます。
発達障害 自閉症スペクトラムの傾向がある場合、同じ言葉に対しても捉え方が違っていることがあります。その違いを最小限にするために具体的に伝えることが有効です。
特に年齢の低い場合、子どもは名詞と動詞だけで話す傾向があります。なにを、どうするといった具合です。
もちろん年齢にもよりますが、年齢に応じて、本人が「なにを、どうする」だけで話してきた時はチャンス!
抜けている要素を
どこで?
だれが?
いつ?
と、親が質問する形で対話し、最後に、
「いつ、だれが、どこで、なにを、どうする」
と一文で言い直して伝えると、少しずつ、言語力、語彙力、会話力もついていきますし、普段の親子の会話も多くなります。
話すことが多くなることで言語コミュニケーションもあがり、子どものものの見方、考え方も少しずつ分かるようになってきます。
また、日本語の特性として
「いつ、だれが、なにを、どこで、どうする」の語順がどんなでも通じる特徴があります。
※私は元日本語教師です。
もちろん、ニュアンスの違いはありますが、意味合いは通じます。
そのため、子どもには最初の内は語順など気にせず対話や会話の中で質問を交えながら話し、
「話す」ということや「伝える」「伝わる」ことを体験させながら、発話の要素を増やしていくと良いです。
最初の一歩は”話してみること”
- 発達障害に特化した支援方法を知りたい
- 発達障害の傾向が見られるがどうしたらいいか分からない
- 学校の先生に子どもの特性を理解してもらえない
- 目の前の問題を改善をしたい
- 子どもの将来の自立と自律に必要なことを知りたい
- 子どもの癇癪、パニックの対処を知りたい
- 子どもを怒鳴ったり叩いたりするのをやめたい
- 子どもの本当の気持ちを知りたい
- 子育てが辛くて、母親を止めたい気持ちになる
- カサンドラ症候群かもしれない
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