発達あるある③~感覚過敏(HSC)×発達障害が複雑に絡むと対応は大変

発達障害(自閉症スペクトラム)
ASDっ子の育児をいている
心理カウンセラー立川洋子です。

 

先日、発達あるあるとして散髪について
我が家のエピソードを話しましたが、
今日は、発達あるある②散髪編。
私の中では「我が家の散髪事件」としています。

 

時を戻すと、息子が小学3年生。
お気に入りではない床屋で
一度散髪したとき。

 

見た目じゃ全く分からないけど、
息子にとっては
許容範囲を超えていた
ようで
切り過ぎになってしまった時がありました。

 

その翌日、登校するために
ランドセルも背負い、
いざ靴を履こうとした瞬間
事件は起こりました。

 

「学校に行かない!」
「髪の毛が短すぎる!」
「みんなに笑われる!」
「○○君が髪の毛が短くなった時
みんなバカにしてた。」
「全部お前のせいだ!」
「伸びるまで学校に行かない!」

 

理容師さんに長さを注文した
私のせいだ!と言われ
私の怒りの導火線は着火。爆発。

 

「髪の毛ごときでグタグタ言ってんじゃない!」
「あなたの髪の毛なんて誰も気にもしない!」
「学校に行きなさい!!!」

 

私は息子を玄関前で怒鳴りつけましたが、
息子は全身に力をいれて全く動こうとしませんでした。

 

そして、、、

 

本当に学校に行かなかった。。。

 

本当にずっと学校に行かないのか?!
本当に髪の毛が伸びるまで行かない気か?!

 

考えるだけで不安を通り越して
怒り
が湧いてきました。

 

息子への怒りが収まらない私は、
「いつでも電話してくださいね。」と
療育センターの相談員に電話をして怒りをぶちまけました

※療育センター:息子の自閉症スペクトラムの診断を受けた公的機関

 

相談員の提案で、療育センターに親子で話しをしに行くことになりました。

 

療育センターに向かうバスの中、
一切息子とは目も合せず、言葉も交わさず。不安と怒りがわく。
でも、ふと、こんなことが頭に浮かびました。

 

ひょっとして・・・これが

自閉症スペクトラムのこだわりなの?!
HSC(敏感っ子)の傾向も相まって、からかわれてたのをまるで自分事と捉えちゃったわけ?
洋服の色や柄、形や素材への好き嫌いと同じで髪型も?!

 

発達障害(自閉症スペクトラム)の診断を受けてから
親として日常困ったなと感じることが、
どうやら発達の特性の表れだったと
少しずつ理解をしていた矢先。

 

私の頭の中で、
子育ての日常で感じていた息子の特徴と
書籍や医師から教えて貰った発達障害の特性が

 

ピピッ ピピッ ピピッ

と繋がるような感覚になりました。

 

「あぁ、私には理解できないけど、
関係のない人が受けていたからかいでも
まるで自分のことのように感じたり記憶したり
してしまうってこういうことなんだ・・・
人には理解できない事でも
この子には大事なことなんだ・・・」

 

見聞きした発達障害の知識と
実体験がつながった瞬間。
なんだか、
怒りがすぅーっとひいて
涙がこぼれました。

 

「私はこの子を分かってるようで
ちっとも、分かっていなかったんだ。」

 

最終的に学校の担任の先生のアイデアで
暫くの間、息子のお気に入りの帽子を
被って過ごして良いことにしてもらいました。

 

更に、先生からクラスメイトにも
詳しい説明は省いた上で理由があって
帽子をかぶってることを事前に伝えてもらいました。

息子は学校に復帰して、
本当に毎日お気に入り帽子をかぶって過ごしました。
体育の時は、素早く赤白帽子に交換してしのいだようです。

 

そして、ある日突然、

「もう大丈夫!」

とお気に入りの帽子を自ら外すことを決めました。

 

ハッキリ言って見た目は全く変わりません!
短いままです。

でも、息子には大きな違いなんでしょう。

 

私には理解できないことが、
息子には大事なこと。

 

私には過度なこだわりと感じることでも
息子にはものすごく大事なこと。

 

でもやっぱり、理解できない!

 

この散髪事件のあと暫くは
息子の価値観や感性を理解できない
気持ちの方が強かった
です。

「なんで、いちいちそんなこと気にするの?」って。

 

でも、この散髪事件があったあと
同じような息子のこだわりが
日常の中でたくさん目に付いても
不安や怒りはへりました。

 

理解できないけど、
なんか分からないけど、
おもしろい!

 

今でもあります。
息子の新たなこだわり発見。
理解不能で一瞬「はぁ?!」と感じ、
実際に息子にも言ってしまいます。

「はぁ?!」

 

でも、大抵こういうオチになる。

私)「・・・気になるんだね。おもしろいね(笑)」
息子)「そうだよ~(笑)」

 

理解はできない。けど、オモロイ!

 

なんか、口元が緩むようになりました。

大事なのは理解できなくてもしようとする事!

発達特性の受け止め方や対処にお困りの場合は、是非一度ご相談ください